なぜSNS全盛の時代にあえてブログなのか

雑記

SNSで手軽に情報発信できるSNS全盛の時代になぜあえて個人ブログを作ったのか。

しかも独自ドメイン取得やサーバーをレンタルしての結構本格的なやつです。

ここでは、なぜ今さら個人ブログなんてものを作ろうと思ったのか。

その経緯や目的について書いていきます。

SNSへの依存回避

まず一つにSNSへの依存回避の目的があります。

私の場合、メインで長らく無料のX(旧ツイッター)を利用してきましたが、Xになってからの仕様変更や環境の不安定さ、運営側がスパムと誤検知してアカウントを凍結をしたりすることもあったりと、長く利用すれば利用しているほど不安がつきまといます。

最近では後発でBlueskyというSNSも登場し、Xの代替や避難場所または移転先として利用している方々も多いのはないでしょうか。

私も最近ではBlueskyで呟くことが多く、Xはおすすめタブの流し見と公式情報や趣味の情報収集用としての利用が主です。

XもBlueskyもそうですが、無料のSNSはアカウントの停止や不具合などでいつ使えなくなるかも分からないので、そのような場合に備えての保険、またはメインとして、このような既存のSNSに依存しない“個人ブログ”という情報発信の場があってもよいのではないかと思いこのブログを作成しました。

長文が書けて見やすい

あとはシンプルにブログには“長文が書ける”というメリットがあります。

Xも課金をすれば通常140文字の制約を解除して25,000文字の長文を書くことができるのですが、
そもそもXやBlueskyといったSNS全般がその時その場限りの“消費的な短文”を発信するのに向いているプラットフォームであり、情報を記録したり長文を発信するのにはあまり向いていないと考えています。

それこそ「おはよう」「おやすみ」など短いコメントによる感情表現やコミュニケーション、端的に内容を伝える簡単な告知や近況報告などに向いています。どちらかといえば“ライブ感”が重視されるため、SNSをブログのように使うのは厳しいと思っています。

実際にXプレミアムを利用して投稿されている長文ツイートはスマホアプリ画面からだと非常に読みづらく、長文をスクショした画像の添付やブログなどのウェブサイトへの誘導、リプ欄による分割ツイートといったものを利用してる方も多く、実際のところそうした投稿の方が見やすかったりします。

ツイッターなどのSNSは以前は“ミニブログ”や“マイクロブログ”なんて呼び方もされていたように、世間一般のイメージで言うブログの機能をミニマル化してコミュニケーションに特化したものと考えているので、長文メインのブログの代替にはならないと考えています。

YouTubeで例えると、普通の動画とショート動画くらいの違いを感じます。

独自ドメイン+レンタルサーバーでサ終リスクをできるだけ回避

上述のSNS依存回避の目的+長文を書く目的でブログを作るなら“無料のレンタルブログサービス”でよいのではないか。

そう考える方もいるでしょう。
コストをかけないなら正直そっちの方がいいとは思うのですが、

結局はSNSへの依存と同じく他社のプラットフォームに依存している状態と変わらないので、そこをメインにしていくにもサービス終了やアカウントの利用停止などの不安が残ります。

またレンタルブログを利用する際はドメイン(URL)にも提供するサービスの名前が入っている共有ドメイン(無料ドメイン)いう種類のドメインになってしまいます。

たとえば、はてなブログなら
https://〇〇〇〇.hatenablog.com

このように〇〇〇〇の部分は自分で好きに決められるのですが、その後ろには運営している会社のサービス名が入り、URLに「.」が2つ入るのが特徴です。

仮にレンタルブログのサービスが終了した際やレンタルブログサービスを他社のサービスに切り替える際、ブログの中身はバックアップを取ることで移行できるのですが、共有ドメインについてはそのサービスと紐付けされているので移行ができません。

なのでレンタルブログを利用する際も独自ドメインを利用してブログを運用しておけば、ブログサービスを引越した際に引越し先でも引続き同じ独自ドメインのままブログを運用することができます。

X(旧Twitter)などを利用している方なら分かると思うのですが、Xのユーザー名(@〇〇〇〇)の部分も長く使えば使うほど気軽に変更するのを躊躇していまいますよね。

ドメインも同じであまりコロコロと変えたくないと言うのもあって、最初から長期的な運用を視野に入れて独自ドメインでの運用を始めました。

サービス終了リスクはある

ただし、独自ドメイン+レンタルサーバーだからと言ってサ終リスクが全くないというわけではなく、ドメインとサーバーを提供している会社がそのサービスを終了すればもちろんすぐにとは言いませんが使えなくなります。

なのでそのへんも考慮して、今回できるだけ老舗で評判のいい会社のものを選びました。

独自ドメインを無料で利用できるレンタルブログサービスは意外と少ない

無料で独自ドメインが利用可能なブログは意外と少なく、あってもそのレンタルブログサービスによる広告の強制表示やデザインや自由度の低さなどの懸念点があります。

唯一サービス側の広告表示なしで独自ドメインが無料で設定できる無料ブログは確認した限りではGoogleのブログサービスであるBloggerのみでした。
ライブドアブログも無料で独自ドメインが使えるようですが、ライブドア側の広告がブログに強制表示されます。

また、有料プランへの加入で広告表示なし+独自ドメインが使えるようになるレンタルブログサービスでも各社によって金額はまちまちですが、大体月額1000円ほどかかります。

その金額ならレンタルサーバー+独自ドメインでもさほど変わらないので、先のことを見越してレンタルブログを利用せずに、初めからレンタルサーバー+独自ドメインでの運用をすると決めました。

WordPressの自由度の高さ

現在、このブログは“WordPress”を用いて運用しているのですが、自分好みのデザインのしやすさ、プラグインの豊富さによる拡張性、他のレンタルブログサービスにはないカスタマイズ性の高さがあります。

アメリカではウェブの40%はワードプレスで構築されていると言われているくらい利用者が多いのも特徴で、日本での利用者も多く、分からないことがあってもググると解決作が結構簡単に見つかったりするので困ったときも安心です。

このように、独自ドメイン+レンタルサーバー+ワードプレスでブログを作ることにより、レンタルブログにはない安心感と快適さを得ることができます。

興味本位

結局はこれに尽きると思います。

始めたくなったときが始めるのに一番最適なタイミングなのです。

定期的にSNS疲れを起こすこともあったりするので、この広大なインターネッツにSNSに依存しない、このような自分だけのネット上の居場所みたいなものが一つはあってもよいと思うのです。

誰もがいつでもどこからでも情報を発信出来るこのSNS全盛の現代、ブログという言葉が死語になりつつあるようにも思えますが、ブログという概念にもあまりとらわれ過ぎずに、令和の個人サイト的な感じで今後ここを使っていけたらなと思います。

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